性癖・我が身に引きつけて
録画中継を見ていて、「おや?」と思った件がネットでもホットに扱われていた。
質問をした記者の名前も挙がっていて、その記者の「前科」も話題になっていましたが、そこはあんまり深入りしません。
ただ、こういう「相手をわずかでもなじれる、ダメージを与えられる言葉がある(思いついた)場合、それを相手に投げかけるかどうか」というのは、記者に限らず人間性を問われる場面だなあと思った。
この質問がバカみたいなのは二段構えになっている。
1.そもそも、親が子どもの性癖を知っているのが当然なのか?
2.さらにそもそも、成人した子どもによる犯罪の、親が負うべき責任の所在は、「性癖を知っているかどうか」という点に(ごくわずかでも)あるのか?
ということですね。どちらも俺の答えは「ない」なんですけど。
(もちろん、これまで高畑淳子が息子がその「性癖」によって女性を暴行したことがあるのを知っていたらそれは大きな問題)
しかし、俺がこの件にビビビと反応し身もだえたのは、
「もし親に性癖を把握されていたら……ッ!」
という想像です。もう、布団を被る間もなく絶叫ですよ。ひゃー。ひゃああああ……。ひゃあああああーーーーああああ!
もちろんここで言う「性癖」は、本来の意味ではなく「性的嗜好」の意味で、「性に対して持っているファンタジー」ということです。
それは実行するかどうかとは大きな距離があり、それを犯罪によって満たす(あるいは満たすと犯罪になる)かということにはさらに大きな隔たりがあるわけです。
親に性癖を把握されていたとしたら、親を殺して俺も死ぬレベルの羞恥がありますが、でもそんなレベルの性癖もみんな普通に持ってる……よね?
男同士でする「どういうAVが好きか」という話を母親の前で出来る奴がいたら連れてきてみろ!(キレて終わる)
野獣・藤田和之を思い出さざるを得ない
この件について。
もう屋上屋を架すというか、話題に出まくってるとは思いますが、日本人なら全員想起せざるを得ないのが藤田和之の逸話(噂)でしょう。
藤田がホテルで寝ていたところ、掃除で入ってきた従業員の女性(おばちゃんと伝えられるので、やはり40代か?)が藤田の巨根を見てその気になってしまい、一戦交えた……という伝説に近いエピソードです。2002年前後に紙プロか何かで見た気がします。
当時は「藤田すげえ! さすが猪木イズムの後継者、いつ何時誰の挑戦でも受けよる(笑)!」つって、お酒を飲みながら話題にあげてはゲラゲラ笑っていたわけですが、これがもし、高畑裕太的に力尽くでことに及んでいて、相手が泣き寝入りだったら怖いね。何しろ野獣藤田ですから。ヒョードルを追い詰めた日本人ですから。マウントされて返せる40代女性はいないでしょう、どう考えても。
そうじゃないことを祈る。一戦のスタートは同意がなかったとしても、試合が進むにつれ同意したという展開……いや、それもよくないか。やっぱり伝説通りであって欲しい。
台風が来るたびゴジラを思い出す
シン・ゴジラを見た関東民あるある。「呑川に氾濫危険水位警報が出てないか確認してしまう」
天災があればどうしてもゴジラに思いを馳せてしまうわけである。ということで、こういう増田(って言うんですか? 詳しくなくて……)も出てきたので、もう少し、その後思ったことを書いてみたい。
上の内容は前回、俺が書いたことと重なってる点も多いですね。まあ、そう思って不思議はないよなあってことだと思います。でも、少しインスパイアされた点があった次第です。
一応、前回のリンクも貼っておきます(やってみたいだけ)。
ヤシオリ作戦がどうもご都合感が強く見えてしまう(=制作者が作戦として弱いということを自覚していて、撮り方でごまかそうとしているように見える)ということを書いたわけです。
今になって気になってきたのは、「攻撃の強度の辻褄はあってたのかな?」ということです。これ、念を押しておきたいのだが、映画に対する「批判」ではない。なにしろ映画を見ている最中も、それからしばらくしても全然気になってはいなかったし、ただの疑問、質問ですね。自衛隊、兵器に詳しい人に教えて欲しい。で、もし辻褄があってたら「すげえ! そこまで考え抜かれてたとは!」と感心したいし、あってなかったら「いやー、うまく気にならないようにしてたな!」と思いたい(問題はこのブログがどれだけ人の目に止まるかか……)。
全然詳しくないのでこちらからまるまるいただいてしまいます。
シンゴジラの登場兵器シンゴジラにて出てくる兵器をすべて教えてください。自衛... - Yahoo!知恵袋
陸自・・・AH-1S 対戦車ヘリ
TOW・対戦車ミサイル、20mmバルカン砲弾
AH-64 アパッチ 対戦車ヘリヘル・ファイヤー・対戦車誘導弾 30mm機関砲弾尾
10式戦車 120mm滑口砲から、対戦車弾で攻撃
155mm自走留弾砲 155mm流弾で攻撃
MSRS・・・MSRS弾での攻撃
空自・・・F-2Aから GPS誘導方式での、J・DAM誘導爆弾で攻撃
海自・・・護衛艦から、誘導弾での攻撃
米軍・・・B2A・スピリッツ爆撃機から バンカー・バスターでの、地中での地下施設攻撃、破壊型での専用誘導爆弾での攻撃
などですね。
……と、ごっそり引用しておいてなんだけど、俺が気になっているのは「無人在来線爆弾の効き目があの程度なのはあっているのか」ということがメインだと気がついた。つまり「あれぐらいの数の列車に乗せられるぐらいの量で、ゴジラにいくらか打撃を与えられるだけの爆弾は“現実に”あるのか?」ということです。ヘリや戦車からの攻撃ではゴジラに反応すら引き出せなかったけど、無人在来線爆弾は、少なくともグラっとはさせられていました。
「バンカーバスターがあれだけ効くんだったら、自衛隊の持ってる○○爆弾ならもっとグラグラさせられるはず」
とかね、そういうことを知りたい。いや、もちろん「155mm榴弾が全然効かない以上、バンカーバスターもあんなに効くわけない」みたいな話でもいいんですが(「休眠後のゴジラは極端に弱まっていたとしか考えられない」という話になっていくと、厄介だなという予感はしてます)。
どうしてそういうことを知りたいかというと、ヤシオリ作戦がどれぐらい「ファンタジー展開」に入っているかの加減を測りたいから。
大雑把に「リアルさを追求した映画」みたいに言われているけど、当然のことながら「徹頭徹尾リアルな作品」ではない(リアルに見える描写をうまく使った映画ではあると思うけど)わけで、「日本人はまだまだやれる! 勇気をもらいました!」みたいな感想は、「ハリウッドばりの大予算を使わなくてもスケール感のある特撮映画が作れる」という意味では正しいけど、それ以外の意味で言ってる人が多いような気がして、「それはちゃうやろ」と言いたいからですね。
古傷の記憶
小ネタだけど、我が身に迫るという意味では脳天から尾てい骨にびりびり来るぐらいの話。
これ、俺は思いきり幼稚園児の時にやっていたから、読んでいてアナルおよびありの門渡りあたりがひやっとした。
自宅近くで一番太い道路を、母親の漕ぐ自転車の後ろに乗って横断していたときに、バツンと右足を後輪に噛まれた。母親は当然、衝撃に驚いて自転車を止めたら、俺がワンワン泣いている。そして俺の右足のかかとに食い込んでいる(というか右足のかかとの肉を削ごうとしている)スポークを視認。
「あああああーーーー」みたいな叫び声を上げる母の声を聞いて、横断歩道近くにあったバイク店の人が、俺と母を軽トラに乗せて近くの病院に連れて行ってくれた。医者は即座にハンディミシンみたいな機械で傷口を縫った。十針。
子どものときの傷のせいか、その後特に突っ張ったり梅雨時にしくしく痛むみたいなこともないが、体に付いた最大の傷である。
……いや、それはいいんだが、貧困JKの件、マジでどうなっとんねん!
なんでみんなして中学校の時のパソコン買えなかったって話を高校生の今とごちゃ混ぜにして話とるねん。
そんなことより先に、「あれは中学生の時のエピソードをあげてるだけですから」っていうことを言う奴はおれへんのか。みんなとにかく長く燃やしたいのか? 読解力あらへんのか!? アホばっかりなんか、ウェブは? ウェブはバカと暇人のもの(懐かしい)なんか?
……と思ったけど、俺が見たのはNHKの放送の文字起こしだけだし、ネットの意見を全部見たわけでもないから、本当は真っ当な意見の人が多いと信じてシャワー浴びて寝ます。
貧困JKの話、みんな勘違いした振りしてるのか?
炎上のビッグウェーブに乗るぞ! ということではなく、純粋に疑問に思った点が一つあったので(もう十分指摘されてたらすいません。見た範囲では触れられてなかったので)。
自分の家が経済的に厳しいことについて実感させられたのは、中学時代の授業だったといいます。パソコンを持っていなかったうららさんは、授業で先生に「ダブルクリックして」とか「画面をスクロールさせて」などと言われても、ついていくことができませんでした。母親からは千円ほどのキーボードだけを買ってもらい、一生懸命練習したことは忘れることができない出来事でした。
現在、うららさんは高校三年生で、「中学時代」にパソコンを持って「いなかった」から、「千円ほどのキーボード」を買ってもらったということですよね?
だったら、高校生になった現在、バイトなりをしてパソコンを持っててもおかしくないし、実際持ってるんじゃないかと思うんですけど、どうなんでしょう。
その頃(中学の頃)の再現を番組内でやってるのがおかしい! 捏造だ! と皆さん吹き上げているんでしょうか。
もちろん、上の記事で報じられていない事実が(うららさんのTwitterで書かれていたこと、以外に。後述)あり、実際に貧困ではない、という可能性はある。でも、ここで説明されていること自体に齟齬はないし、「捏造」と呼ぶ理由はないと思う。
(これは、別にNHKの報道を信じているという意味ではない。この報道の中に、おかしい説明はないということであり、炎上をエンジョイしている皆さんと同じ側に立って言えば、「残念ながらNHKは今ツッコまれているようなズサンなヘマはやってない」という意味だ)
「中学生」の頃の話と、「高校生」である今のことをあえてごちゃ混ぜにしているような気がして仕方がないのだが、そんなことはないですか。
俺が言いたかった点は上記だけ。ささやかだ……。
後は補足です。この件には二つのポイントがあるのだと思う。
一つは、「NHKが捏造をしたのではないか」ということについての疑問、あるいは怒り。もう一つは「実は貧困じゃないだろ(こんなの貧困とは言えないだろ)」ということ。前者はNHKに対する、後者はうららさんに対するものだ。
皆さんが疑問に感じ、怒っているのは、前者のNHK(と彼女の共謀による?)の捏造ではなく、貧困って言っているくせにアニメグッズ買いまくり、たっかいコンサートに行って、馬鹿高いランチを頻繁に食べてる(ことをTwitterに書いていた)後者の方なのかもしれない。その比率のほうが高いのかもしれない。
でも、それも疑問に思うことなのか? それぐらいの額は払えても、専門学校の入学金50万円は払えないというのは十分あり得ることだろう。
もちろん、欲しいものも我慢してお金を貯め、専門学校の入学金を用意していたら、それは素晴らしいことだと思う。努力家である。しかしそうしたとしても、彼女の置かれた状況が(報道通りなら)進学するにも苦しい経済状態であることには変わりはないわけだ。
高校生になった彼女が、皆さんがよく書いている「3万円ほどで買えるパソコン」なりをバイト代で買い、将来の夢のため(じゃなくて純粋に趣味ででも構わないと思いますが)コンサートを見に行き、グッズを買えるようになったのだとしたら、それはむしろいいことだろう。ただ、入学金までは手が届かなかったというだけだ。
俺たちの横綱
決勝進出決定までは見て、タカマツペアの金メダルを見た後に寝て起きたら吉田沙保里選手が負けていた。残念。
スポーツはどちらかというと好きではない方なのだが、オリンピックは見はじめたらついつい見てしまった。特に3階級全員金メダルしかも全員逆転勝利みたいなことが起きてしまうと、これは見ないわけにはいくまい。凡人ゆえに。
五輪という超人たちの饗宴&競演の中でも、吉田選手については特別さを感じざるを得ない。スポーツに全然詳しくない、五輪中継番組を観ながら振り返りVTRで知っていった俺でもひしひしと。
「ずっと吉田さんの背中に憧れてきた。かっこいいし、ああなりたい」。至学館高に入学した頃は雲の上の存在だったが、世界選手権に出場するようになるとグッと距離が縮まった。
道場の先輩、吉田らの存在も大きかった。世界の舞台で活躍する姿は「あこがれでもあり、目指す道になった」と父の則之さん(48)は語る。
若い選手の目標になり、さらに支えにもなっていたということで、それは登坂選手のこんな反応からもわかる。
【レスリング】吉田の敗戦に“妹分”登坂は号泣 | 東スポWeb – 東京スポーツ新聞社
それどころか、その存在の大きさは海外にまで伝わっていたのだった。
「サオリと対戦するのは長年の夢でした」と話したマルーリスは、「彼女はヒーローです。レスリング界で最も輝かしい存在の彼女と対戦できるなんて、本当に光栄なことです」と感激していた。
(ここでレスリングに詳しくないゆえに適切でない(可能性が高い)対比をしたくなったのだが…やめておく。)
ご存知の通り、吉田選手のネット上での愛称は兄貴である。「吉田ニキ」だ。俺も心の中では吉田ニキとつい呼んでしまっていることがあり、心の中で「吉田選手」と訂正している。
「霊長類最強」でありつつ、ALSOKのCMでは愉快な姿を見せてくれるし、真っ赤なドレスを着てボンドガールと並んで平常心で写真を撮られる。
選手として圧倒的に強い。強いだけではなく強いということを体現する。憧れの念を持たせ、後を追う者を多く生む。それでいて芸能仕事で「まーた、吉田ニキがwww」と言われるようなこともいとわない。
これ、昔のお相撲さんだ。大相撲部屋別対抗歌合戦とかで、今では出来ない感じのシャネルズの扮装をして(と思ったら最近、蛮勇をふるって似たことをしたアイドルグループがいたけれど)茶の間をどっと沸かせていたお相撲さんである。
「吉田沙保里選手みたいになりたいです」
「吉田選手に憧れています」
と言う人が、必ずしもレスリングをしていなくてもおかしいことではない。スポーツ選手や勝負事をしている人である必要すらないかもしれない。花見の時にドンキで買ったドレスの着用を強要される新入社員だって吉田選手の度胸を宿したいと願うはずだ。もちろん日本人である必要はなく、アメリカの少女もそう思ったわけである。
世界最高峰の選手でありながら、われわれにとって遠くない。凡俗にも必要とされる強さを示してくれる、真のピープルズチャンピオン。「我に強さを、勇気を」と願うとき、思い浮かべる存在……。かつては現人神とも見られた理想上の横綱の姿を、吉田選手に見るのである。
中華鍋というシステムの課題
諸事情あって、晩飯をよく作るようになった。
これまで晩飯は97%ぐらい外食だったのだが、色々な状況から家で食べた方がよくなり、じょじょに料理の世界に足を踏み入れているわけだ。現在、7割ぐらいは自炊である。
例えば、今晩食べたのは、麻婆茄子とふろふき大根の鶏そぼろあんかけ。どちらも葛を使った体の温まる品である。夏やのに……。シャワー後に、汗をかきながら食べた。
このような生活になって2カ月ほどなのだが、そんな短期間にも、料理に対する心境の変化というものがある。最初はおっかなびっくり、「えっ、こんなに硬くて熱いの……?」(中華鍋の柄を握りながら)というおぼこい態度だったわけだが、とか書いたけどそれは盛っていて、本当に本当の最初は、火すら使わなかった。冷や奴に〈辛そうで辛くない少し辛いラー油〉、そしてスモーク鴨肉、みたいな組み合わせでビールをごくごくしていた。
それからまず作るようになったのは、ナムルである。「え? なんでナムル?」と思われるかもしれないが、もやし或いは小松菜やニラなどを茹でて味覇とごま油であえればいいだけなのでメチャクチャ簡単であり、かつ野菜がもりもり食べられて肉も要らないぐらいの満足度(俺調べ)なので最強おかずなのである。
その次にトライしたのはしめ鯖。「え? なんで(略)が、これも実は簡単に作れることを俺はブログによる知識で知っていた。そして、確かに容易に作れて非常に美味であることが分かり、一日おきに作っては半身をスライスし(もう半身は翌日食べる)、もりもりと食べていた。
が、そればかりではさすがに飽きる。適当な炒め物などを作り始めたのだが、そこですぐに思ったのは、テフロンのフライパンというものが何ともつまらん感じがするということだ。水っぽい野菜炒めしか出来ないし、パラリとした炒飯を作ることなど夢のまた夢だ。軟弱な、小市民的道具だと思えて仕方がなくなったのだ。
この時点で、俺がテフロンのフライパンを使い始めて約2日。それだけの時間があれば俺という人間が料理についてなにがしかの真理をつかむのは容易だったわけだ。すぐさま俺は他の方のブログで知った鉄製中華鍋をクリックにより入手した。
中華鍋の空焼きの面倒さなどはひとまず省略するが、それから俺は、日々炒め物を作り続けている。
まずヤカン一杯にお湯を沸かし、前の日に鍋肌に塗り込めた油をお湯で流し、たわしでこすり落とす。すぐさまガスを着火して鍋から煙が上がるまで温め、そこにお玉一杯ほどのサラダ油を投入、鍋を回して鍋肌に馴染ませる。その油はオイルポット(もちろんこれもクリック一発で購入済み)に戻し、改めて新しい油を鍋に注ぎ、そこから火と鉄による芸術であるところの炒め物に挑むわけである。
その結果、俺の料理の腕はめきめき上達している。と言っても、クックパッドやなにやかにやのレシピを参照し、大いに参考にしているわけであり、また正直言って野菜炒めはべしゃべしゃである。しかし、クックドゥなどの助けを借りずに確かにこれは麻婆茄子だと思える味で自ら作り出せるのは快感であり、細かく刻んだピーマンを入れるというアレンジがずばりハマったりするととても嬉しいものだ。
問題は一つ。太るね……。まだパンツがはけなくなったりシルエットクイズで「彦摩呂!」と解答されたりするレベルにはなってないが、どうしても多めに作ってしまうことや、油を多めに使わないといけない中華鍋のシステム運用上、太る。ポケモンGoを頑張らないとね。今日レベル23になりました。