性癖・我が身に引きつけて
録画中継を見ていて、「おや?」と思った件がネットでもホットに扱われていた。
質問をした記者の名前も挙がっていて、その記者の「前科」も話題になっていましたが、そこはあんまり深入りしません。
ただ、こういう「相手をわずかでもなじれる、ダメージを与えられる言葉がある(思いついた)場合、それを相手に投げかけるかどうか」というのは、記者に限らず人間性を問われる場面だなあと思った。
この質問がバカみたいなのは二段構えになっている。
1.そもそも、親が子どもの性癖を知っているのが当然なのか?
2.さらにそもそも、成人した子どもによる犯罪の、親が負うべき責任の所在は、「性癖を知っているかどうか」という点に(ごくわずかでも)あるのか?
ということですね。どちらも俺の答えは「ない」なんですけど。
(もちろん、これまで高畑淳子が息子がその「性癖」によって女性を暴行したことがあるのを知っていたらそれは大きな問題)
しかし、俺がこの件にビビビと反応し身もだえたのは、
「もし親に性癖を把握されていたら……ッ!」
という想像です。もう、布団を被る間もなく絶叫ですよ。ひゃー。ひゃああああ……。ひゃあああああーーーーああああ!
もちろんここで言う「性癖」は、本来の意味ではなく「性的嗜好」の意味で、「性に対して持っているファンタジー」ということです。
それは実行するかどうかとは大きな距離があり、それを犯罪によって満たす(あるいは満たすと犯罪になる)かということにはさらに大きな隔たりがあるわけです。
親に性癖を把握されていたとしたら、親を殺して俺も死ぬレベルの羞恥がありますが、でもそんなレベルの性癖もみんな普通に持ってる……よね?
男同士でする「どういうAVが好きか」という話を母親の前で出来る奴がいたら連れてきてみろ!(キレて終わる)